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2022/10/31

不妊治療の保険適応から6ケ月たって 当クリニックの方針

皆様には不妊治療の保険適応により、ご負担が減り喜ばしいことと思います。

ただ、同意書の記入や保険で行えない検査・治療もあり、ご迷惑をお掛けしております。

当クリニックは2021年に体外受精での妊娠過去最高数1214名を学会へ登録しましたが、保険適応後も妊娠率43~46%とあまり変化なく、安心して通院していただけます。

保険診療内でも当クリニックのテーマは、妊娠率の上昇、流産率の低下、出産数の増加です。

PCO(多のう胞性卵巣症候群)やAMH高値の方、低刺激希望の方もすべて保険診療の条件(回数・年齢について)に合えば保険で行っています。

39歳、42歳の保険診療節目の年齢の方は特に、体外受精スタートの配慮をしております。

生理中に来院していただければ初診時からスタートも可能です。

当クリニックには技術と経験のある培養士が多数常勤しており、胚移植は全日程で可能です。

排卵ありの融解移植もすべての日に対応しており、大変有利です。

技術面では、ICSIはすべてピエゾICSIを行っており、胚へのダメージを少なくしています。

また、紡錘体の確認はもちろん、タイムラプスインキュベーターにてすべての胚を7日間培養し、胚の選別を行っています。これにより妊娠率は上がり、流産率の低下に役立っています。

IVFの平均採卵数は7.3個/回で保険になっても同じです。

また、希望の方は採卵時に全身麻酔も可能です。お申し出ください。

PGT-Aも必要な方に行っており、症例数もかなり多く、安定した技術となっています。

また、数名の医師による準完全予約制を導入しています。

検査だけの方、人工授精(全年齢回数制限なく保険診療)の方もお気軽にご来院いただけます。

排卵障害の治療も、卵管性不妊の方で自然妊娠を望まれる方にはFT(卵管鏡下卵管形成術)も行っています。

人工授精も保険で年齢制限、回数制限なく、全日程で受けられます。適応条件はありますが、保険での自己注射も対応しております。

男性不妊も泌尿器科専門医の外来があり、TESEも対応可能です。

当院は横浜駅より3分、川崎駅より10分の東神奈川駅から近く、平日は19時まで受付しており、通院しやすくなっております。

今後も職員一同、皆様のご期待に沿えるよう全力で頑張っていきたいと思います。

院長 小林 淳一