難治性不妊症・不育症への取り組み
<難治性不妊症・不育症について>
不妊症・不育症を専門クリニックで治療しているにも関わらず、
なかなか妊娠に至らないとお悩みの患者様へ
当クリニックでの難治性不妊症・不育症への取り組みについてご案内致します。
☆当クリニックにおいては、妊娠を目指すことはもちろん、「流産を防ぐ」ことも考えて不妊から不育症まで様々な方面から総合的に治療を進めていきます。
◆ 妊娠・出産に至る卵子・受精卵ができない(採れない)、または受精したのに分割が止まってしまうケース。
① 体質改善や卵子のアンチエイジング対策として
・銅・亜鉛・フェリチン等検査
・DHEA(FSHを下げ、卵の質の改善を目指す)投与
・レスベラトロール(抗酸化物質)投与
・葉酸(胎児先天異常の予防)の投与
・漢方薬各種
・低出力レーザー(LLLT)活性化治療
② 体外受精時の工夫
・採卵前周期の準備、排卵誘発方法の選択
・卵子にやさしい顕微授精(Piezo ICSI)
・タイムラプスインキュベーターによる培養
受精卵にやさしく安全な環境で全ての胚を全行程(5~7日間)培養
連続した観察による胚発生の解析により、妊娠しやすい胚を選択するための重要な情報を得ることが可能
◆ 良好胚なのに着床しない(着床不全)ケース。
・子宮内膜の環境改善
子宮鏡による内膜ポリープ検査
ポリープ切除術
慢性子宮内膜炎の診断治療
各種リンス法
①KLCリンス法
②乳酸菌リンス法
③10%グルコースリンス法
④通気リンス法
⑤自己リンパ球リンス法
⑥PFC・FD(患者様ご自身の血小板に含まれる高濃度の成長因子を抽出しPFC-FD製剤
を作ります。そのPFC-FD製剤を子宮内に注入することで受精卵の着床を
助けます。)
⑦G・CSF(サイトカインの一種で国内では、主に化学療法による好中球減少症の方に
用いています。血中半減期が5~6時間と早く、移植2~7日前に用います
ので胚への影響はないと考えれられています。また、副作用や児への影響は
報告されていません。)
費用 16,500円(税込み) 移植の4~7日前に投与
・ERA(着床の窓)検査
・EMMA検査(子宮内膜マイクロバイオーム検査)
・ALICE検査(感染性慢性子宮内膜炎検査)
・CD138検査(慢性子宮内膜炎検査)
・免疫不均衡の診断(NK細胞活性検査、Th1/Th2検査)と治療(ピシバニール療法、柴苓湯・ステロイド・タクロスリム投与など)
・二段階胚移植法
◆ 妊娠(着床)したのに流産してしまう(不育症)ケース。
・十分なカウンセリング
・不育症検査 各種
・血流改善(バイアスピリン投与)
・その他(柴苓湯、ステロイドなど)
◆慢性子宮内膜炎(CE)への対策
検査 ①子宮鏡検査
②EMMA・ALICE検査
③CD138検査
治療 ①ビブラマイシンを重症度により6日~15日服用
②難治例にはフラジールを7日~10日服用
予防 子宮内フローラの改善としてラクトバチルスの内服や膣錠を用いる。
<子宮内フローラの改善<> ラクトバチルス(乳酸菌の一種)の補充
経口 ラクトフェリン レベニン
経膣 INVAG膣座薬 レベニン膣座薬 子宮内乳酸菌リンス