卵子凍結の流れ
採取された卵子のうち凍結保存が可能なのは成熟卵子のみです。卵子の融解時の生存率やその後の着床率は採卵時の年齢により差がありますが、できるだけ多くの卵子を成熟させ採卵することを目指します。そのため、排卵誘発を行うためのホルモン剤の内服や注射を投与して採卵に臨みます。
卵子凍結は、実際に採卵の手術を行うまでに、事前の準備(術前検査や自己注射指導など)が必要です。さらに採卵しよ うとする周期の月経が始まったら、排卵誘発の注射等を行いながら診察を受ける通院期間が約10日~2週間続きます。お仕事やお出かけの予定を調整して無理のないスケジュールを計画しましょう。
初診から卵子凍結までの流れ

初診では、採卵前に必要な超音波検査と血液検査を行い、ご希望があれば自己注射の指導も実施いたします。
月経1〜3日目に来院いただき、再度検査を実施。その後、より多くの卵子を育てるため、卵巣刺激の注射を開始し、採卵日まで継続します。
月経10〜14日目頃に超音波検査で卵胞の成長具合や個数を確認しながら、採卵日を決定します。
採卵時には麻酔を使用し、専用の針で卵巣から卵胞液ごと卵子を吸引・採取します。その後、培養士が検卵を行い、卵子を凍結します。
そして後日、診察で凍結結果をご報告するという流れです。

卵子凍結について詳しい情報は、
公益財団法人日本産科婦人科学会
ホームページから
ご覧いただけます。
神奈川レディースクリニック理事長 兼 院長
山本 篤 医師
神奈川レディースクリニックは、2003年の開院以来「無理のない医療」を大切に、患者様に寄り添ってまいりました。私もその理念を受け継ぎつつ、新しい医療の可能性を取り入れ、ご夫婦の未来を支える医療を実践していきたいと考えています。
妊活や不妊治療は目に見えない体の変化に向き合うため、不安を感じることも少なくありません。私は体の中で起きていることや今後の見通しを丁寧にお伝えし、納得感を持って治療に臨んでいただけるよう心がけています。
経験と最新の知見を融合させ、安心できる場で最先端の治療を提供してまいります。どうぞ安心してご相談ください。